毛細血管全血 – 重症患者ケア環境における血糖モニタリングにふさわしい検体か-JP/Glu
2008年米国FDAは2008年にすべてのPOCT血糖測定器のラベリングに「重症患者での使用については未評価」と明確に表示するよう指示が出ました。重症患者での血糖測定器使用でインスリン過投与や低血糖の見逃しなどの患者の安全を脅かす事態に至ったからです。従って重症患者で血糖測定器を使用することは「適用外使用」という扱いになりました。 2014年には、一つのメーカーの血糖測定器が重症患者の動脈全血、静脈全血、新生児全血での適用を取得し、2018年には重症患者の毛細血管全血の適用拡大の承認を受けました。 本ウェビナーではFDAがなぜ重症患者への使用制限をするに至ったか、なぜ重症患者での血糖測定器使用が患者のリスクを高めたかについて説明します。このプログラムでは、POCT血糖測定器による検査結果の質や規制当局の判断に影響を与える“検査前要因”も考慮した指頭血、毛細管血による血糖測定に焦点を当てます。 最後のパートでは、この重症患者の毛細管血適用拡大承認の臨床試験データを振り返ります。 (2018年10月公開) 講演者 山本 理 (Masaru Yamamoto,PhD)学術部 部長ノバ・バイオメディカル株式会社 ノバ・バイオメディカル ウェビナーシリーズhttps://www.novabio.us/jp/webinars/ ノバ・バイオメディカルwww.novabiomedical.com